毎年お盆の時期になると、花屋さんにほおずきが並びます。赤くなった房がお盆の提灯を思わせるので、鬼灯とも書くそうです。四万六千日に当る10日は観音様の最もご利益のある功徳日だそうで、毎年、浅草の浅草寺ではほおずき市が開かれます。入谷の朝顔市と浅草寺のほおずき市が夏の始まりの合図みたいです。

子供のころ、ほおずきの中の種を取って袋を口に入れて、ギュッギュッと鳴らして遊んだものでした。赤いほおずきを見ると酸っぱい味を思い出し、懐かしく子供のころにふと戻ります。

【写真】ブックカバー 「ほおずきの香り」 A5判
よこしまのカバーを作ってみました。ほおずきのレトロな雰囲気を赤と黄で表現しました。懐かしい香りがする作品に仕上がりました。

実はこの作品、最後に中途半端に残った布地で自分用に作ったものです。縞の方向が変わるとまた違った雰囲気になるもんですねえ。

by ちこばあ